【プレスリリース】堂上蜂屋柿の皮で染めた『のこり染』のつまみ細工作品を製作~12月25日よりイオンモール大垣内「SDGsの森で」で展示開始~

【プレスリリース】堂上蜂屋柿の皮で染めた『のこり染』のつまみ細工作品を製作~12月25日よりイオンモール大垣内「SDGsの森で」で展示開始~

 「こびとの農園」(代表:多治見 優美)は、日本の伝統工芸であるつまみ細工の技法を用い、農作物の花をモチーフにした作品を通して、農や食への関心を高める活動を行っています。このたび、岐阜県美濃加茂市の特産である堂上蜂屋柿をモチーフにした、つまみ細工のピンバッジを制作しました。岐阜県大垣市の株式会社艶金が展開するアップサイクルブランド KURAKIN の製品シリーズ『のこり染』とコラボした作品です。
 本作品は、2025年12月25日より、イオンモール大垣内「SDGsの森」にて、こびとの農園の活動紹介とあわせて展示を開始します

目次

【『のこり染』と残反を活用したサステナブルなものづくり】

『のこり染』は、食品や植物を加工する際に生じる「残って捨てられてしまう部分(のこり)」を染料として再利用する、サステナブルな染色方法です。本作品では、堂上蜂屋柿の皮から染められた〈かき〉の生地を使用し、さらに裁断や縫製の過程で生まれる残反(余り布)を活用しました。小さな布一枚一枚を折り、重ね、かたちにしていくつまみ細工の技法は、限りある資源を無駄なく生かすものづくりです。

【岐阜の宝「堂上蜂屋柿」をかたちに】

のこり染の紹介

「堂上蜂屋柿」は、地理的表示(GI)保護制度にも登録されている、岐阜県を代表する高級干し柿です。千年以上の歴史をもち、美濃加茂市の蜂屋町周辺で栽培される渋柿「蜂屋柿」の中でも、厳しい基準を満たしたものだけが「堂上蜂屋柿」と呼ばれます。淡い黄色の花は控えめながらも凛とした美しさをもち、その花言葉は「自然美」「優しさ」「恩恵」です。
 本作品では、資源の循環や地域課題への意識に加え、岐阜県が誇る農作物の魅力を伝えることも目指しています。

【二つの柿色から選べるエシカルなピンバッジ】

 堂上蜂屋柿の花と実をモチーフにした本作品は、実の部分を以下の二色から選べる仕様としました。素材や制作背景を知り、自ら選択することで、エシカル消費を考えるきっかけを提案します。
・柿色(濃):水彩色鉛筆で1つ1つ丁寧に彩色した、深く熟した実の色
・洗柿色(淡):『のこり染』によって生まれた、自然の恵みを感じるやさしい色

【イオンモール大垣内「SDGsの森」での展示】

イオンモール大垣内「SDGsの森』

 イオンモール大垣2階には、「SDGsの森」と称し、SDGsの達成を目標に活動している企業・団体・教育機関を紹介する展示スペースがあります。会場では、それぞれの取り組み内容や、開発された環境配慮型の商品などが展示されています。
 本作品の制作を契機に、2025年12月25日より、こびとの農園も本展示スペースにて活動紹介および作品展示を行うこととなりました。ぜひ「SDGsの森」にて、ものづくりから広がる持続可能な社会への取り組みをご覧ください。

【今後の展開】

 今後は、本作品で使用した〈かき〉色に限らず、他の色の『のこり染』を活用した作品制作にも取り組み、アップサイクルの可能性をさらに広げていく予定です。また、株式会社艶金とともに、イオンモール大垣におけるSDGs啓発イベントへの参加など、ものづくりを通じた発信にも力を入れていきます。
 なお、堂上蜂屋柿の名称使用をご快諾いただいた「JAめぐみの」に心より感謝申し上げます。今後も地域と連携しながら、ぎふSDGs推進パートナーとして、食と農の背景を伝える「小さな食育工芸」の取り組みを広げてまいります。

お問い合わせ先

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