【ワークショップ実施報告】大垣市民活動助成「 初めの一歩助成」つまみ細工で学ぶ!大垣市の農作物の魅力

大垣市民活動助成「 初めの一歩助成」 つまみ細工で学ぶ!大垣市の農作物の魅力

2026年9月26日(土)、大垣市スイトピアセンターにて、食育講座付きつまみ細工ワークショップ「大垣の特産品 梨のキーホルダー作り」を開催しました。

今回のワークショップは、令和8年度大垣市市民活動助成事業「初めの一歩助成」に採択された、こびとの農園の事業「つまみ細工で学ぶ!大垣市の農作物の魅力」の一環として実施したものです。

大垣市の特産品である「梨」をテーマに、前半は梨の花や実のつくり、大垣で受け継がれてきた梨栽培について学ぶ食育ミニ講座を行い、後半は日本の伝統工芸「つまみ細工」で梨の実と花をモチーフにしたキーホルダーを制作しました。

地域の農作物を「知る」「考える」「つくる」。ものづくりを通して、大垣の食と農をいつもより少し身近に感じてもらう一日となりました。

【開催概要】つまみ細工で学ぶ!大垣市の農作物の魅力

【イベント開催】9月26日大垣の特産品 梨のキーホルダー作り (アイキャッチ)
  • 事業名: つまみ細工で学ぶ!大垣市の農作物の魅力
  • イベント名: 大垣の特産品 梨のキーホルダー作り
  • 開催日: 2026年9月26日(土)
  • 時間: 第1部 10:30~12:00/第2部 13:00~14:30/第3部 15:00~16:30
  • 会場: 大垣市スイトピアセンター 学習館3階 学習室3-2
  • 内容: 大垣の梨について学ぶ食育ミニ講座/梨の花と実をモチーフにしたつまみ細工キーホルダー制作
  • 主催: こびとの農園
  • 後援: 大垣市
  • 採択事業: 令和8年度大垣市市民活動助成事業「初めの一歩助成」 こびとの農園

大垣市市民活動助成「初めの一歩助成」とは

今回のワークショップは、令和8年度 大垣市市民活動助成事業「初めの一歩助成」の採択を受けて実施しました。

大垣市では、市民による自主的な活動を育成・支援するため、市に登録した市民活動団体が行う、地域や社会に貢献する事業に対して助成を行っています。

その中でも「初めの一歩助成」は、大垣市に市民活動団体として登録してから3年以内の団体を対象に、これから活動を広げていくための最初の一歩を後押しする制度です。対象となる事業には、対象経費の10分の10、上限10万円が助成され、同一団体が利用できるのは1回となっています(参照:大垣市公式サイト)。

申請した事業は、学識経験者や有識者、公募市民などで構成される「大垣市まちづくり市民活動育成支援推進委員会」の公開審議を経て採択されます。令和8年度は16事業の申請があり、このうち5事業が「初めの一歩助成」として採択されました。

企画の想い

【イベント開催】9月26日大垣の特産品 梨のキーホルダー作り(概要)

こびとの農園では、農作物の花をモチーフにしたつまみ細工を通して、「農と人との距離をそっと近づける」ことを活動の軸としています。

今回の事業は、その活動を地域の農業とさらに結び付け、大垣市で暮らす皆さまに、身近な農作物の魅力を改めて知っていただきたいという想いから企画しました。

こびとの農園が申請した事業名は、「つまみ細工で学ぶ!大垣市の農作物の魅力」です。
地域の食と農への理解や愛着を深め、子どもから高齢者まで、農作物を題材とした講座やつまみ細工を通して、継続的に食や農へ関心を寄せる土台をつくります。

今回取り上げたのは、大垣市を代表する農作物の一つである梨です。大垣市では現在、南若森地区と曽根地区を中心に約10ヘクタールで梨が栽培されており、8月上旬から9月下旬にかけて、市内の直売所などで販売されています。

普段は「おいしい梨」として口にしている地域の特産品。しかし、その背景には、花が咲き、実が育ち、生産者の方々が栽培を続けてきた時間と、大垣という土地に根付いてきた歴史があります。今回は、梨をただ「食べるもの」として見るだけではなく、大垣の農業を知る入口として見つめ直すことからワークショップを始めました。

当日の様子 ~まずは「大垣の梨」を知る食育ミニ講座から~

大垣市民活動助成「 初めの一歩助成」 つまみ細工で学ぶ!大垣市の農作物の魅力 (食育講座)


こびとの農園のワークショップでは、つまみ細工の制作に入る前に、その日の作品のモチーフとなる農作物について学ぶ「食育ミニ講座」を行っています。

  • 「いつも食べている梨は、どんな花から生まれるの?」
  • 「梨の本当の果実はどこ?」

といった問いを入口に、クイズを交えながら講座を進めました。

少し和んだ後に、大垣市のナシの深い話へ。春になると咲く白い梨の花、花から実へと育っていく過程、植物学から見た梨の実のつくり、和梨のこと、そして大垣で受け継がれてきた梨栽培。

知識を一方的に聞くだけではなく、参加者の皆さんにも一緒に考えていただきながら、「知っているつもりだった梨」の新しい一面に触れていただきました。

身近な農作物だからこそ、改めて向き合ってみると、「そうだったんだ」という発見があります。その小さな驚きが、いつもの食卓から地域の農業へ目を向けるきっかけになればと考えています。

学んだ梨を、つまみ細工のキーホルダーという残る「カタチ」に

大垣市民活動助成「 初めの一歩助成」 つまみ細工で学ぶ!大垣市の農作物の魅力 (つまみ細工作業風景)

食育ミニ講座の後は、つまみ細工の作品づくりです。つまみ細工は、小さな正方形の布を折り、つまみ、花や自然の姿を表現する日本の伝統工芸です。

今回制作したのは、梨の実と白い花を組み合わせたキーホルダー。

梨について学んだ直後だからこそ、制作するときの見え方も少し変わります。

  • 「梨の花は白かったな」
  • 「実って言ってたけど、芯だと思ってたのが実だったな」

講座で知ったことを思い返しながら、形づくっていきます。

大垣市民活動助成「 初めの一歩助成」 つまみ細工で学ぶ!大垣市の農作物の魅力 (ナシのキーホルダーづくり)

完成した作品と一緒に、学びも日常へ。

バッグや身の回りのものに付ければ、ワークショップが終わった後も、作品は参加者の日常の中に残ります。

ふとキーホルダーを目にしたとき。
家族や友人から、「それ、何の花?」と聞かれたとき。
スーパーや直売所で梨を見かけたとき。

こびとの農園では、作品を完成させることそのものをゴールにはしていません。つくったものが、学んだことを思い出すきっかけになること。そして、その小さな作品から、農作物や農業について誰かと話す時間が生まれること。そんな「学びのその先」まで含めて、食育講座付きつまみ細工ワークショップだと考えています。

「地域の農作物を知る」ことから、「地域を好きになる」ことへ大垣で育てられている梨について知る。その背景にある農業や歴史に触れる。今回のワークショップでは、「知る」「考える」「つくる」を一つの体験につなげました。

58名の方に参加していただき、誠にありがとうございました。

大垣市民活動助成「 初めの一歩助成」 つまみ細工で学ぶ!大垣市の農作物の魅力 (第1部参加者)
大垣市民活動助成「 初めの一歩助成」 つまみ細工で学ぶ!大垣市の農作物の魅力 (第2部参加者)
大垣市民活動助成「 初めの一歩助成」 つまみ細工で学ぶ!大垣市の農作物の魅力 (第3部参加者)

最後に

今回、令和8年度大垣市市民活動助成事業「初めの一歩助成」の採択を受け、「つまみ細工で学ぶ!大垣市の農作物の魅力」を実施することができました。

「農」を遠くのものではなく、自分たちが暮らす大垣の農作物から見つめてもらう時間となりました。

いつも食べている梨にも、美しい花が咲くこと。その梨を長年育ててきた地域があること。そして、その農作物が私たちの日々の食卓へつながっていること。

つまみ細工という小さな作品を入口に、そんな背景にも関心を持っていただけたなら嬉しく思います。

また、本事業の実施にあたりご支援・ご協力いただいた大垣市をはじめ、関係者の皆さまに心より御礼申し上げます。こびとの農園では、これからも農作物の花とものづくりを通して、地域の農業や食を「知ってみたい」と思えるきっかけをつくってまいります。

作品づくりの時間が、その日だけの体験で終わるのではなく、暮らしの中で農について考える小さな種として残っていくことを願っています。