【ワークショップ実施報告】2026年6月6日(土)第21回食育推進全国大会inとちぎ「農林水産省 食文化室 楽し味プロジェクト」カンピョウ(ユウガオ)の花のキーホルダーをつまみ細工で作ろう!

2026年6月6日(土)、栃木県で開催された「第21回食育推進全国大会inとちぎ」において、農林水産省 食文化室が推進する「楽し味プロジェクト」のブースにて、楽し味プロジェクトメンバーとしてワークショップを協働で実施しました。
こびとの農園は、「農作物の花」をテーマに活動する団体として、食材の背景にある農業や自然、地域文化の魅力を伝える体験型プログラムを提供しております。
当日は多くの来場者にご参加いただき、和食文化や地域の特産品について楽しく学んでいただく機会となりました。
全国食育推進大会とは

食育推進全国大会は、食育について国民への直接的な理解促進を図るとともに、関係者相互の連携を促進するため、食育推進運動を重点的かつ効果的に実施する6月の「食育月間」に開催する全国規模の中核的な行事です。
2006年の第1回大会(大阪府)以降、毎年開催地を変えながら全国各地実施されており、全国から食育に関わる関係者や家族連れが集まります。
第21回食育推進全国大会inとちぎについて

第21回食育推進全国大会inとちぎは、2026年6月6日(土)に栃木県宇都宮市で開催された、全国規模の食育イベントです。会場は、メイン会場のマロニエプラザ、サブ会場のブレックスアリーナ宇都宮、栃木県立宇都宮白楊高等学校の3会場で構成されました。
会場には、食と農のつながり、食の安全・安心、心身の健康、環境との調和、学校給食・教育、和食文化、地産地消、食を楽しむ、という8つのカテゴリーに沿って162団体のブースが出展しました。
プログラムには、藤本美貴さんによるトークショー「ミキティ流 無理しない食と健康づくり」、U字工事さんとホテルエピナール那須総料理長による「とちぎ育ちのうんまいもの!クッキングショー」、宇都宮大学×農林水産省による「食から考える持続可能な農の未来 ~No Farms No Future~」のほか、子どもや親子で参加できる体験型企画も充実しており、こども模擬セリ体験、鮎つかみどり体験、いちご料理教室、みつばちをテーマにしたペーパークラフト、食品安全を学ぶ親子向け企画など、五感を使って食について学べる内容が多数用意されました。
大会のテーマ・コンセプト

大会のテーマ
とちぎからつながる恵みの輪 ~作って食べて学んで 食育で未来を拓こう~
大会のコンセプト
①食と農のつながりを体感
②食が育む健康なこころとからだ
③とちぎの多彩な食の魅力を発信
以下のことがポイントだと記載されていました。
- 農業県である栃木県の多彩な農産物を始めとした、食と農がもたらす様々な恩恵を「恵み」と表現しました。
- 食と農のつながり、人や地域のつながりを「輪」と表現しました。
- 子どもにもわかりやすく、大会プログラムの内容を包括的に表現しました。
大会のロゴ

大会のロゴのイメージは以下のことがポイントだと記載されていました。
- 生産量日本一の「いちご」のカラーを随所に配色するとともに、食育の「育」の中にスプーンとフォークを配置し食事のイメージを想起しました。
- とちあいかの断面のハート型で食育の心を育むことを表現しました。
楽し味プロジェクトについて

新たな和食普及プロジェクト「楽し味プロジェクト」では、「新たな和食ニーズの開拓」、「和食を食べる機会の拡大」、「和食調理の簡便化の推進」という三つの観点からプロジェクトの見直しを行い、おいしく、健康で、誰もが楽しめる和食スタイルの実現を目指します。
消費者が「知る→食べる→作る」を楽しみながら体験できる流れを、事業者による価値創造と需要開拓の取組とともに推進します。具体的には、デジタル発信による和食の魅力の再発見、外食・中食・内食の各場面における実践機会の拡充、現代生活に調和した新たな和食スタイルの提案などを「三つのアクション」として展開します。
こびとの農園はプロジェクトメンバー(登録番号0050)として、⽇本の伝統⼯芸「つまみ細⼯」で農作物の花を表現し、その魅⼒を伝える作品制作と、⾷育を⽬的としたワークショップを組み合わせて実施しています。⽇本にある多様な農作物の知識・花から実になるまで過程・季節に合わせた旬の⾷材の紹介など、⽇本の⾷と農への関⼼を⾼め、和⾷を知る機会を提供しています(参照:農林水産省「楽し味プロジェクト プロジェクトメンバー」)。
ワークショップ「カンピョウ(ユウガオ)の花のキーホルダーをつまみ細工で作ろう!」について


楽し味(たのしみ)プロジェクト事務局から、第21回食育推進全国大会への協働でのワークショップの呼びかけがプロジェクトメンバーにあり、そこに賛同させていただき、今回ワークショップを実施するに至りました。
- ワークショップ名:「カンピョウ(ユウガオ)の花のキーホルダーをつまみ細工で作ろう!」
- 実施場所:F11 農林水産省食文化室楽し味プロジェクト「クイズでのぞこう!和食の世界」 ブース内
- 実施時間:10:10~11:30
なぜ「カンピョウの花」をテーマにしたのか

本ワークショップでは、栃木県の特産品といえばイチゴ(とちおとめ)が真っ先に想起されますが、和食文化を支える重要な食材である「カンピョウ」の存在を忘れてはいけません。
かんぴょうは、巻き寿司や煮物、郷土料理など、和食文化の中で古くから利用されてきた食材です。国産カンピョウの9割が栃木県産で、栽培の歴史は300年以上あります。しかし、私たちが普段目にするのは乾燥された加工品であり、その原料となる植物や花に触れる機会はほとんどありません。
参加者の皆さまには、かんぴょうの原料となるユウガオの花について学びながら、その花を日本の伝統工芸であるつまみ細工で制作し、キーホルダーとして完成させていただきました。
ワークショップの開催風景


農林水産省食文化室楽し味プロジェクトの開催内容が「クイズでのぞこう!和食の世界」であることから、こびとの農園が実施するワークショップでいつも実施している食育講座のように、「かんぴょうはどれだ?」「かんぴょうの花はどれだ?」という3択クイズに答えていただきました。
当日のワークショップは1時間という限られた時間でしたが、多くの子どもたちにご参加いただきました。
- 「かんぴょうって植物だったの?」
- 「こんな大きな実がなるんだ!」
- 「花が咲くことを初めて知った」
という声も多く聞かれました。
食材の背景を知ることは、食への興味を育む第一歩になります。



日本の伝統工芸である「つまみ細工」は、小さな布を折り重ねながら花を表現する技法です。
参加者は花びら一枚一枚を作りながら、ユウガオの花の形や特徴を観察します。
ただ知識を学ぶだけではなく、自らの手で作ることで、
- 食材の美しさ
- 季節感
- 日本の伝統文化
を体験的に理解することができます。
食育と伝統工芸を組み合わせることで、記憶に残る学びの機会を提供しました。
完成したキーホルダーを嬉しそうに持ち帰る姿や、ユウガオの花の写真を興味深そうに見つめる様子が印象的でした。「知らなかった」が「もっと知りたい」に変わる瞬間は、食育活動の大きな価値だと感じています。
短時間であっても、和食文化や地域の食材に興味を持つきっかけを届けることができました。
最後に

こびとの農園は、農作物の花をテーマに活動しています。
私たちが伝えたいのは、花の美しさだけではありません。その花の先にある農業、生産者、地域文化、そして食卓とのつながりです。
「これって何の花だろう?」そんな小さな疑問から、食や農への関心が生まれる。そのきっかけづくりを、これからも続けていきたいと考えています。
- 食育イベント
- 学校での出前授業
- 地域特産品PR事業
- SDGs学習
- 環境学習
- 企業イベント
- 自治体主催事業
などに対応した体験型プログラムを実施しています。
農作物の花という独自の切り口と、日本の伝統工芸であるつまみ細工を組み合わせることで、「食」「農」「文化」を一体的に学べる体験を提供しています。
全国での開催も可能です。お気軽にご相談ください。
次回の第22回食育推進全国大会はGREEN×EXPO2027(2027年国際園芸博覧会)会場内で実施されるので、ぜひ次回も参加したいと思っております。

おまけ

かんぴょうの名産地である栃木県上三川町に前入りしたので、朝からかんぴょうを使った上三川鍋を食べることができました。
また、岐阜県から栃木県から行ける機会が頂けたら嬉しいです。
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