【ワークショップ実施報告】2026年2月11日(水・祝)こびとの農園×Cafe Licorice (カフェ リコリス)「カカオのフレーム」

2026年2月11日(水・祝)、岐阜県岐阜市にある、木目を基調とした落ち着いてゆっくりのんびりと過ごすことができるカフェ「Cafe Licorice (カフェ リコリス)」で、こびとの農園のワークショップを開催しました。
バレンタインデー・ホワイトデーのこの時期に、チョコレートの原料となるカカオについて学ぶことができる食育講座と、本の伝統工芸「つまみ細工」の技法を用いてカカオのフレームづくりを実施。
ワークショップ当日の様子をまとめさせていただきました。
企画の背景と想い

現代社会では、農業人口の減少や都市化の進行により、作物が育つ過程に触れる機会が少なくなり、消費者と農の距離はますます広がっています。野菜や果物は「スーパーに並ぶ食品」としての姿しか知らず、実際に畑でどのように花が咲き、実が育つのかを知る機会はほとんどありません。
「これって、何の花だろう?」という小さな問いかけが、ふだん何気なく食べている野菜や果物を、いきいきとした存在として捉え直すきっかけになります。私たちは、こうした気づきが農の営みに対する関心へとつながっていくことを願い、日常に小さく寄り添えるような作品づくりを目指しています。
ワークショップでは、参加者が自ら手を動かして作品を形にすることで学びが深く記憶に刻まれ、完成品を日常で手に取ったり家族に見せたりすることで、会話や学びのきっかけに繋がり、食や自然への関心が暮らしの中へ広がっていきます。
当日の様子 ~食育講座付きつまみ細工ワークショップ~


ワークショップの作業に入る前に、必ずそのワークショップでテーマになっている農作物を学べる食育ミニ講座を実施しています。
今回のテーマであるカカオについて座学で学び、チョコレートができるまでの軌跡も知っていただきました。カカオの花・実が幹・枝から直接つく不思議な生態をこれから形作ることへワクワク感が増します。

続いて、つまみ細工の作品づくりのワークショップに入ります。
今回はカカオの樹木の部分を、カカオ豆の種皮を活用して形作る作業もしました。カカオの種皮から香るチョコレートの匂いを感じて作業できます。


カカオの実や花を作りながら、カカオがどういう風になるのか楽しくお話できました。カカオは熱帯植物ですが、岐阜県の内藤記念くすり博物館の温室で無料で観察することができ、そこで見てきたカカオの様子をここで紹介させていただきました。
同じ生地を使い、同じ手順で作ったにもかかわらず、最後の仕上がりは一つひとつ異なり、作り手の個性がしっかりと表れる素敵なフレームになりました。

ワークショップにはブランチがついてきます。ついつい、チョコレートのかかったワッフルを選んでしまいました。
カカオの耳飾りの誕生

ワークショップでは時間内での製作ができることや、作業者の製作難易度の調整など、さまざまな事情からかなりデフォルメしています。
もっと本物の花に近い構造のものを作りたいと思い、作品としてカカオの花の製作に挑みました。アクセサリーとしての可愛さと、カカオとしての本物の魅力、それぞれを伝える難しさに悩みましたが、作品を製作することができました。
ぜひ作品のページをご覧いただけたら嬉しいです。

最後に

こびとの農園では、今後も季節ごとの農作物をテーマに、つまみ細工の魅力と農作物へのまなざしを結びつけたワークショップを企画してまいります。
今回の講座で、ものづくりを通して農や食への関心が深まる時間になったように思います。このように、“やさしいものづくり”と“ちょっぴり学べる時間”を一緒に楽しんでいただけることは、私たちにとって大きな励みです。
最新情報や今後の開催予定は、Instagramにて発信しています。今回のワークショップの様子も投稿していますので、ぜひご覧ください。
次回3月7日(土)のカフェリコリスでのワークショップは、ウメのガラスドームです。参加お待ちしております。
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