【プレスリリース】廃棄野菜から生まれた「にしみのおやさいクレヨン」で彩る、環境にも人にもやさしいつまみ細工の耳飾りが誕生!~第1弾はピーマン・パプリカ。岐阜県西濃地方から広がるアップサイクル~


農と人との距離をそっと近づける活動をしている「こびとの農園」(代表 多治見 優美、写真左)は、就労継続支援A型・B型事業所「シュシュ」(株式会社セスタ:代表取締役 北倉慎也、写真右)が販売する、岐阜県西濃地方で廃棄予定だった野菜等を原料にした「にしみのおやさいクレヨン」を用いて、新たなつまみ細工作品を制作しました。ピーマンとパプリカのクレヨンで彩色した布で、花と実をモチーフにした耳飾り(ピアス・イヤリング)に可視化することで、地域資源の循環に関する取組みを社会に伝えることを目的としています。
【制作に至った経緯】

本取り組みは、大垣ビジネスサポートセンター(Gaki-Biz)の「コラボの泉」に掲載された〈おやさいクレヨン協賛サポーター募集〉をきっかけに実現しました。
こびとの農園では、農作物の花をモチーフにしたつまみ細工の制作を通じて、日々の暮らしの中で自然や農への関心を育む活動を行っています。廃棄野菜を再資源化した「にしみのおやさいクレヨン」に深く共感し、多くの方に関心を持っていただきたいという想いから、今回のコラボレーションをお願いする運びとなりました。
【にしみのおやさいクレヨンについて】

にしみのおやさいクレヨンは、規格外になってしまい食べられるけど廃棄せざるをえないものや、ヘタや皮など加工時に捨てられてしまうものを、岐阜県西濃地方の生産者・企業から提供されたものを再利用して作られた環境に優しいクレヨンです。米油・ライスワックスをベースに野菜粉末と顔料を使用しており、顔料は食品の着色に使用されるのと同成分のものなどを採用し、小さなお子さまも安心して遊べるような使う人にも優しいクレヨンでもあります。
就労継続支援A型・B型事業所 「シュシュ」にて、就労支援のお仕事としてパッケージの組立て・梱包・発送などを行っています。
【作品の制作について】


こびとの農園での作品の制作にあたっては、すべて白いコットン生地に手作業で彩色を施し、つまみ細工として丁寧に仕立てています。通常は水彩色鉛筆を用いて着色を行っていますが、今回はクレヨンを使用した彩色に取り組みました。
おやさいクレヨンは、一般的なクレヨンに比べて色移りや手への付着が少なく、布に対しても発色が安定しているため、布用クレヨンのに近い使用感でした。アイロン処理を加えることで色が定着し、にじみが少なく滑らかで深みのある質感が得られています。
作品のモチーフとなるピーマンやパプリカについては、実物の花や実を観察しながら、花びらの形状・色合い・花芯の構造(おしべ・めしべ)などを細部まで再現することを心がけています。「ふだん目にする野菜にも、こんな美しい花が咲く」という気づきを、作品から伝えられるよう努めています。
【今後の展開】
今回の作品は、夏の季節に合わせて「ピーマン」と「パプリカ」を題材に制作し、現在は各オンラインショップにて販売を開始しております。今後は、「にしみのおやさいクレヨン」のラインアップに含まれる他の8種(フリルレタス・こまつな・にら・ごぼう・にんじん・カボチャ・紫キャベツ・珈琲)を用いたシリーズを順次展開し、廃棄野菜を資源として活かす新たな価値を継続的に発信して行く予定です。
また、「農と人との距離をそっと近づける」ことを活動の軸に据え、地域資源の課題に寄り添いながら、ぎふSDGs推進シルバーパートナーとして、持続可能なものづくりを通じてSDGsの達成に貢献してまいります。
私たちの活動を象徴する言葉として「農作物の花をつまむ、小さな食育工芸」を掲げ、食と農の魅力を伝える工芸活動を今後さらに広げていく所存です。共に取り組んでいただけるパートナーからのお声がけを心よりお待ちしております。
報道関係の方からのお問い合わせ先
- こびとの農園 広報担当:津川
- TEL:080-2639-6105
- MAIL:kobito.no.nouen@gmail.com
- HP:https://kobito-no-nouen.jp/
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